シンプルVPN導入事例

IoTイベントでシンプルVPNを活用 @東京大学

東京大学様、ソニーコンピュータサイエンス研究所様、株式会社ロックオン様

東京大学でのIoTイベントにてニフティのシンプルVPNをご活用いただきました。
~シンプルVPNの簡単設定と映像の安定配信に高い評価~

2015年7月18日・19日に東京大学I-REF棟にて開催されたIoT(Internet of Things)イベント「スマートライフハッカソン」にてニフティのシンプルVPNをご活用いただきました。
ハッカソンとは、開発者やプランナーなどが集まり、特定のテーマに沿って短期間で開発しアイデアを深めるイベントです。

  • 塚田氏
    東京大学
    大学院情報理工学系研究科
    創造情報学専攻
    特任助教
    塚田 学氏
  • 大和田氏
    ソニーコンピュータサイエンス研究所
    アソシエイトリサーチャー博士(情報理工学)
    大和田 茂氏
  • 三原氏
    株式会社ロックオン
    匠部
    ロックオフ管理人
    三原 俊介氏
  • 坂柳
    ニフティ株式会社
    クラウド事業部
    SMB 事業推進部
    坂柳 裕亮

スマートライフハッカソンでの取り組み

ハッカソンでの実演風景イメージ
ハッカソンでの実演風景

ニフティ 坂柳:スマートライフハッカソンを始めたきっかけを教えてください。

ソニーコンピュータサイエンス研究所(以下、ソニーCSL) 大和田氏:去年12月に竹中工務店・大塚商会主催で開催された第1回の”スマートライフハッカソン”に協力企業として参画しました。Unityを使ってビルの中の照明やブラインド、空調を制御できることを参加者が体験するといった内容でした。遅延がまったくなく、快適に使うことができました。

東京大学 塚田氏:2回目の開催からグリーン東大ICTプロジェクトが参画し、SDMとビル制御を一緒にやろうということになりました。

ニフティ 坂柳:今回2回目ですがどんな取り組みをしましたか?

東京大学 塚田氏:SDM(Software Defined Media)やLED照明の制御や暖房と冷房の切り替えといったビルハックの取り組みがありました。中でも反響の大きかったのがSDMです。
SDMは3次元音響と視聴空間を両方対応しますが、今回は音声が対象でした。従来3次元音声を扱うにはドルビーなど専用システムが必要でしたが、SDMではUnityを使い手軽に3次元音声を扱う開発を行えるようにしました。また、SDMでは普通のスピーカーで音響環境を構築できます。
SDMではオブジェクト指向を採用しており、3次元に例えばヘリコプターというオブジェクトを定義し、複数のスピーカーでそれぞれにレンダリングした音声を出力します。これにより、Unity上でオブジェクトの位置と音色を指定するだけで、3次元音声を作り出すことができるようになりました。また、一部分の空間のみ取り出して音声を変更する、ということも可能となりました。

スマートライフハッカソンでの取り組み

遠隔ハックモニターイメージ
遠隔ハックモニター

ニフティ 坂柳:今回ニフティのシンプルVPNをスマートライフハッカソンで活用いただいたのですが、どのような使われ方をしましたか。

ロックオン 三原氏:イベントでは東京大学I-REF棟をオフィス、大阪にある弊社内のデモ会場を自宅とみなし、オフィスからLEDライト、エアコン、スマート家電など自宅の家電を操作できるようにしました。
今回は2つのことにシンプルVPNを活用しました。ひとつは大阪側の照明器具を操作するiRemoconに東京側から接続することに、もうひとつは大阪側の部屋の様子を東京側へ映像配信することに活用しました。

構成図イメージ

大量の映像配信でも安定した稼働を提供するシンプルVPN

発表風景イメージ
発表風景

ニフティ 坂柳:今回シンプルVPNを活用してよかったことを教えてください。

ソニーCSL 大和田氏:導入が楽でした。今回東京と大阪をつなぐにあたってNAT超えが課題でした。シンプルVPNはL2VPNなので、同一ネットワークとして接続ができ、非常に簡単にVPNの構築ができました。
また、映像配信は当初Web上のストリーミングサービスを考えていましたが、東京側から大阪の家電を遠隔操作できているかをストリーミングで確認しようとしたところ、画質や速度に難点が多いため、配信をあきらめていました。
そこでシンプルVPNに変更して映像配信を行ったところ、そのような遅延がまったくなく、快適に使うことができました。

ロックオン 三原氏:今回大阪側は弊社で、東京大学側は大和田様が接続の設定を行いましたが、双方で特に打ち合わせも必要なく簡単に接続することができました。便利だったのは遠隔地の家電を同じネットワークの中で扱えたということです。従来の接続方式ではトラブルが多く、動作しないことが多々ありましたが、今回は終始安定して稼働することができました。

今後のイベントの展望

ニフティ 坂柳:スマートライフハッカソンについて今後チャレンジしてみたいことを教えてください。

東京大学 塚田氏:SDMを改良して提供したいですね。今回、ハッカソンを通じてオブジェクトベースの3次元立体音響に興味を持ってもらえ、使用の裾野が広がったという実感を得ることが出来ました。次回はさらにSDMで実現できることを増やし、可能性を広げていけたらと考えています。

ロックオン 三原氏:今回提供したのはお試し環境のようなもので、できることに制限があり成果も限定されてしまった面があります。次回以降はロックオフ側に遠隔で操作できる機器を増やしたり、温度センサーや照度センサーを使った面白いフィードバックの提供するなどして、アイデアの広がりを期待したいです。

ソニーCSL 大和田氏:シンプルVPNで技術的にはオフィスと自宅をつなぐことを実現できましたが、家と仕事場への往復の生活の中でどのように使っていくか、という実践的なレベルまでは今回は到達できなかったと思います。次回は一般の生活者で問題意識がある人に来てもらい、そのような人がアイデアを広げるために説得力のある事例を用意していきたいですね。

ニフティ 坂柳:ありがとうございました。

※注 製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

※注 本インタビューは2015年8月28日、8月31日に行いました。2015年8月31日現在の情報です。

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